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日中両国の障害者アート展開幕 福祉外交の蓄積、上海で実現

多くの人たちが鑑賞する上海・岡山障害児者絵画交流展
多くの人たちが鑑賞する上海・岡山障害児者絵画交流展
開幕のテープカットをする越宗孝昌岡山障害者文化芸術協会代表理事(右から2番目)ら
開幕のテープカットをする越宗孝昌岡山障害者文化芸術協会代表理事(右から2番目)ら
 上海・岡山障害児者絵画交流展が3日、中国・上海市の上海呉昌碩記念館で開幕した。岡山県内の障害者の公募展「きらぼし★アート展」の作品21点、旭川荘利用者の作品10点、上海市の特別支援学校児童生徒の35点が展示され上海の人たちが訪れて日中両国の障害者アートを鑑賞した。

 この交流展は上海市人民対外友好協会、旭川荘、岡山障害者文化芸術協会が主催。開幕式で景〓上海市人民対外友好協会副会長が「障害者の芸術活動に関心を寄せ、中日双方の社会福祉事業分野の発展と友好関係の深化を期待しております」と式辞を述べ、末光茂旭川荘理事長が「山陽新聞社の越宗孝昌会長が中心となり岡山障害者文化芸術協会を立ち上げ、岡山の街全体を巻き込んで『きらぼし★アート展』を開催しています。絵画展を通じて日中の言葉の壁を越えて交流を深めたい」とあいさつした。越宗同協会代表理事らがテープカットして始まった。

 会場には、昨年のきらぼし★アート展で大賞を受賞した「馬」(岡本大貴作)絵画賞の「石鎚山」(平田務作)新人賞の「オオハシ」(光井亮太作)などの作品が並び、大胆な色遣い、細密な描写、自由な発想で描かれた個性あふれる作風に見入っていた。

 1990年、故江草安彦旭川荘理事長が岡山県の福祉関係者に呼び掛けて上海へチャーター便を飛ばす「福祉の翼」から30年に及ぶ福祉外交の蓄積で今回の絵画交流展が実現した。

 呉越同記念館館長は「日中で作風は異なるがそれぞれに良さがあり、見る人たちの心に響くものがあり、絵で両国がつながったという思いがした」と今回の交流展の意義を話した。越宗代表理事は「きらぼし展の作品を海外の人たちに見てもらえたという喜びを感じている。今後もアジアの国々とアートを通して交流したい」と話した。

 8日閉幕する。

〓は「宝」にくさかんむり

(2019年12月03日 22時01分 更新)

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