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真備の子 イライラや心配3割超 倉敷市教委調査、心のケア継続

真備の子 イライラや心配3割超 倉敷市教委調査、心のケア継続
 昨夏の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の小中高生を対象に市教委が継続的に行っている「心と体のアンケート」の7月の結果(速報値)が28日、公表され、3割を超える児童生徒が依然としてイライラや不安を訴えている実態が明らかになった。市教委は、被災から1年がたっても先が見通せない生活への不安が影響しているとみて、引き続き心のケアを進める。

 アンケートは昨年10、12月、今年2月に続き、7月に同じ5項目で実施。このうち「イライラする」「心配なことをずっと考えてしまう」「眠れない」「ごはんが欲しくない」の4項目は、「ときどきある」「ある」を合わせた割合がいずれも前回から増加した。

 最も割合が高かったのは「イライラする」で38・3%。10月38・7%、12月38・0%、2月36・7%と減少していたが、初回、2回目調査時と同程度に戻った。「心配なこと―」(33・0%)も同様に初回(33・1%)と同じ水準に。「眠れない」は24・3%(前回から2・4ポイント増)、「ごはんが―」は17・8%(同2・7ポイント増)だった。

 一方、学校生活に関する質問では、「とても楽しい」「少し楽しい」との回答が過去最多の計91・5%に達した。

 市教委の渡辺俊一学校教育部長は「被災から1年という節目で当時を思い出し、生活が日常に戻っていないことへのストレスや不安感が強く出た結果ではないか」と分析。「子どもたちの心の安定には、学校の存在が大きい。各校に2人ずつ配置しているスクールカウンセラーらを通じて見守っていく」としている。

(2019年11月28日 22時47分 更新)

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