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21世紀枠に油木高推薦 広島県高野連、県大会16強評価

21世紀枠の県推薦校に選ばれた油木高野球部
21世紀枠の県推薦校に選ばれた油木高野球部
 来春の第92回選抜高校野球大会「21世紀枠」の広島県推薦校に油木高(神石高原町油木)が選ばれた。部員不足で単独チームが組めない時期もあったが、地道な取り組みで部員数が増加。秋の県大会では16強入りを果たすなど、一連の頑張りが認められた。

 野球部は1987年の創部。10年ほど前まで部員は20人前後いたが、過疎の進行により減少。2017年秋の新チームで6人となり、同年秋と18年春の地区大会には千代田高(北広島町)、加計高(安芸太田町)との連合チームでの出場を余儀なくされた。

 部員減少を受け、選手らは野球部の存在をもっとアピールしようと、町内の駅伝大会に出場したり、中学生大会でボールボーイを務めたりと地域と積極的に交流。週末にまとまった練習時間を確保するため、利用が平日のみだった寮を土日曜も使えるよう学校に掛け合うなど、強化にも努めた。現在選手は18人(2年6人、1年12人)まで増えている。

 今秋の県大会では、初戦の2回戦で誠之館高(福山市)を14―4と圧倒。3回戦は甲子園経験校の山陽高(広島市)に4―8で敗れたものの、七回に3点差を追いつくなど好ゲームを繰り広げ、県高野連から高い評価を受けた。

 選手は放課後、学校近くのグラウンドで練習。冬場は雪が積もるため、ビニールハウス内でティー打撃を行うなど工夫している。主将の2年山村奏大選手(17)は「21世紀枠での甲子園出場を目標に頑張ってきた。センバツに出られたら、最後まで諦めない自分たちの野球をしたい」と夢を膨らませる。

 21世紀枠は甲子園への出場機会を広げるため、困難な練習環境の克服や地域貢献といった要素を加味し、各県で1校を推薦。12月に中国地方など全国9ブロックで1校ずつに絞った後、来年1月24日の選考委員会で3校が選ばれる。

(2019年11月28日 19時37分 更新)

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