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快挙 倉敷中央チーム2位 全国高校生介護技術コンテスト

介護技術コンテストで全国2位になった(左から)堀本さん、松田さん、伊藤さん
介護技術コンテストで全国2位になった(左から)堀本さん、松田さん、伊藤さん
 倉敷中央高(倉敷市西富井)で福祉を学ぶ3年生女子3人のチームが、適切な介護のノウハウを競う「第8回全国高校生介護技術コンテスト」で、全国2位の優秀校に選ばれた。同校初の快挙で、生徒たちは「先生やクラスメートのサポートで良い結果が残せた」と喜んでいる。

 受賞したのは、松田小町さん、堀本実由さん、伊藤希美さん=いずれも18歳。卒業時に介護福祉士の受験資格が得られる福祉科に通い、実践的な技術と理論を学んでいる。3人は校内審査で学校代表に選ばれ、6月の岡山県予選、7月の中国地区予選でそれぞれ上位に入り出場を決めた。

 全国大会は10月下旬に新潟県で開催。全盲で筋力や聴力が衰え、日常的な介助が必要な86歳女性が敬老会に参加する―という事前に示された設定を考慮し、服を着せたり移動を助けたりといった課題に協力して臨んだ。安全への配慮といった技術のほか、利用者との適切なコミュニケーションも審査の対象になった。

 対応力をチェックするため、大会当日に「敬老会に来る長男から贈られた上着を着るのを女性が嫌がる」という条件が追加された。松田さんは「全く想定していなくて頭が真っ白になった」と振り返るが、とっさの判断で車いすの背もたれに掛けて持っていくことを選択。堀本さんが相手の手を握り「手が温かい堀本です」と自己紹介するなど、安心感を与える声掛けにも工夫した。

 出場が決まってからは、約40人の同級生らが介助で想定される動きを一緒に考えてくれたという。本番前の1週間は1日3時間の練習に励み、校長も要介護者役として加わりアドバイスするなど、学校ぐるみのサポートが生きた。

 介護福祉士を目指す伊藤さんは「これまで学んだ積み重ねの結果。いろいろな人に支えられていると改めて実感できた」と話している。

(2019年11月29日 13時08分 更新)

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