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美作の活力生む組織設立へ 津山で未来シンポ交流会

交流を深める参加者たち
交流を深める参加者たち
 若者らがより活躍できる美作地域の将来像を展望する「みま咲く未来シンポジウム」が津山市で行われた18日、登壇した若手の農業者や起業家、建築士らが参加して同市内で交流会を開き、地域の活力を生みだすためのネットワーク組織を設立することを確認した。

 シンポ、交流会とも美作県民局と山陽新聞津山支社が展開する「みま咲く未来プロジェクト」の一環。交流会には、シンポでコーディネーターを務めたウェブサイト制作などのレプタイル(津山市)の丸尾宜史社長(37)やパネリスト6人をはじめ、地域で多彩な活動を繰り広げる若手や、青年会議所、商工会青年部、金融機関などから約50人が参加した。

 本紙作州ワイド版の連載「この地に生きる―作州の若手」で取り上げたジュエリーデザイナー山本敦史さん(35)=美作市=ら4人がそれぞれの取り組みを紹介。アトリエを兼ねた宿泊施設を夫婦で運営する山本さんが事業の着眼点を説明するなど、各自の経験や美作地域の強み、課題について語った。

 フリータイムでは、参加者たちが名刺を交換し合ったり、自身の取り組みを説明し合ったりした。真庭市内の芸術文化振興を目指す「アーティストチームLilas(リラ)」で活動する高校3年の頭応ひなたさん(17)はネットワーク組織に登録。来春から県外の美術系専門学校に進学予定で、卒業後はUターンを考えており「ネットワークを活用し、自分が帰ってくる場所をつくりたい」と話した。

交流組織の参加者募集

 美作県民局と山陽新聞津山支社は、若者らによる交流組織の参加者を12月20日まで募集中。県電子申請サービスから申し込む。問い合わせは美作県民局地域づくり推進課(0868―23―1214)。

(2019年11月20日 09時28分 更新)

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