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県文学選奨入選に随筆など3作品 27日、県庁で表彰式

(左から)松村さん、山本さん、十河さん
(左から)松村さん、山本さん、十河さん
 岡山県、県文化連盟などは19日、第54回県文学選奨の入賞作品を発表した。全8部門のうち最高賞の入選は随筆、俳句、川柳の3部門で各1点が選ばれた。表彰式は27日、県庁で行われる。

 随筆は、自営業松村和久さん(68)=本名非公表、玉野市=が亡き父の過去をテーマにした「父の戦友」が受賞。遺産相続や十三回忌を機に、戦争を生き抜いた父の隠された事実が明らかになる中、改めて抱いた感謝の気持ちをつづった。

 俳句(10句1組)は、高校野球の印象的な瞬間を表現した山本一穂さん(72)=本名・山本繁、倉敷市=の「球児の夏」。「柏手に主将の気迫蝉(せみ)の杜(もり)」などと詠み、発想の斬新さや季語の使い方が評価された。川柳(同)は、十河清さん(74)=玉野市=の「絶滅危惧種」。「捨てられて静かな凶器プラスチック」などと、大規模災害や異常気象を引き起こす人間のエゴを風刺した。

 現代詩と短歌は入選がなく、次点の佳作が各2点。小説A(中編)、小説B(短編)、童話・児童文学は入選、佳作とも該当がなかった。

 県内外の16~96歳から計404点の応募があった。準佳作を含む40点は来年3月末に発行予定の作品集「岡山の文学」に収録される。

 佳作は次の通り。(敬称略)

 【現代詩】「古書店/古寺院/古民家」松村和久▽「手/別れ/別離」岡崎浩志(岡山市)【短歌】「秋の雄蜂」岡田耕平(真庭市)▽「それぞれの夏」大武千鶴子(同)

(2019年11月19日 23時10分 更新)

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