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離婚し住んでいない住宅ローンの連帯保証人として請求された

Q:20年前に夫が家を建てる際に、夫が言うままに、金融機関からの住宅ローンの連帯保証をしたのですが、その直後に夫の不貞が発覚したため、私が家を出てそのまま離婚し、家には夫がそのまま暮らしてきました。ところが、最近になって、夫が破産して家は競売にかけられ、それでも返しきれない借金が500万円残ったため、私が連帯保証人として請求されています。とっくに離婚が成立した後に、自分はほとんど住んでいない家のローンを私が返済しなければならないのでしょうか。

A:連帯保証人にもほぼ同じ責任 債務を返済しなければならない

 連帯保証とは、保証される本人(元夫)が債務を返せなくなった場合に、本人とほぼ同じような責任でその債務を返済するという約束です。あなたが金融機関に対して元夫の住宅ローンを連帯保証したのであれば、それは元夫ではなくあなたに金融機関に対する責任が生じるため、元夫の破産によって返せなくなった債務はあなたが返済しなければなりません。

 ただし、あなたが破産や個人再生によって債務の返済を免れたり、縮小したりすることは可能です。また金融機関からすると、元夫が既に破産しており、家も競売で売れてしまった後なので、あなたまで破産や個人再生手続きをとった場合、残額はほとんど回収できなくなってしまいます。そのため、返済の金額を大幅にカットしたり、一定期間の分割での返済を個別に合意したりすることで、自分の生活への影響を最小限にとどめることができる場合もあります。

 借金の最適な処理は、相談者の生活状況によって異なってきますので、弁護士への相談をお勧めします。

(2019年11月14日 12時05分 更新)

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