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日本伝統工芸展岡山展が開幕 磨き抜かれた技と感性

磨き抜かれた技が光る日本伝統工芸展岡山展の会場
磨き抜かれた技が光る日本伝統工芸展岡山展の会場
テープカットする主催者ら
テープカットする主催者ら
 国内最大規模の工芸公募展「第66回日本伝統工芸展」の岡山展(日本工芸会、山陽新聞社など主催)が14日、岡山市北区天神町の岡山県立美術館で開幕した。入賞16点を含む入選作など計274点を展観。磨き抜かれた技や感性が光る秀作がファンらを魅了している。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門。備前焼の伊勢崎淳さん(備前市)のシャープな「角花生」、パステル調の漆で桜の可憐(かれん)さを引き出した蒟醤(きんま)の太田儔(ひとし)さん(高松市)の「籃胎(らんたい)蒟醤箱『さくら』」など人間国宝(重要無形文化財保持者)の46点、郷土作家の入選作などが華やかに並ぶ。

 最高賞・日本工芸会総裁賞に輝いた望月集さん(東京都)の「花文大鉢『椿』」は白抜きされた葉と真っ赤な花びらが愛らしく注目の的に。訪れた人たちは顔を近づけて意匠に見入ったり、素材の風合いを楽しみながら鑑賞していた。

 一般公開に先立ち開会式が行われ、守安收同美術館長が「会場は作家の精進の跡、創意工夫に満ちあふれている。伝統工芸に触れ、身近に感じてもらえればうれしい」とあいさつ。日本工芸会中国支部長・越宗孝昌山陽新聞社会長らを加えた6人でテープカットした。

 12月1日まで(11月18日休館)。午前9時~午後5時(29日は同7時まで)。一般700円、65歳以上500円、大学生400円、高校生以下無料。

 16、17、23、24、30日、12月1日の各日午後1時半から人間国宝らによる列品解説(16日は午前11時からも開催)▽23、24日午前11時から初入選者のデビュートーク▽会期中の日曜日午前10時~午後4時、機織り、組紐(くみひも)、工作体験が行われる。問い合わせは同館(086―225―4800)。

(2019年11月14日 12時34分 更新)

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