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雲間に浮かぶ幻想「天空の山城」 吉備高原で雲海発生ピーク 

雲海の中に浮かび上がる備中松山城天守=13日午前8時48分
雲海の中に浮かび上がる備中松山城天守=13日午前8時48分
 岡山県中西部に広がる吉備高原に雲海の季節がやってきた。高梁市奥万田町の展望台からは13日朝、標高430メートルにそびえる備中松山城が、棚引く白雲の合間に浮かび上がる幻想的な光景が見られた。

 城から約1キロ北東の山中にある展望台には、夜明け前から県内外の写真愛好者や観光客らが陣取った。山を覆っていた雲海が、日が昇るにつれてゆるゆると流れ始め、姿を現した天守と二重櫓(やぐら)が赤く色づいた木々とともに朝日に輝いた。

 横浜市から訪れた女性(42)は「『天空の山城』の名称にふさわしい神秘的な眺め。ずっと見ていたい」と話した。

 雲海は、地表の熱が奪われる放射冷却で空気が霧になる現象で、風が弱く晴れた朝によく発生する。高梁市教委によると、市内での発生のピークは12月中旬までで、4月ごろまで見られるという。

(2019年11月13日 23時03分 更新)

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