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100歳小河さん 元気に奉仕活動 旭川児童院 活動に魅せられ34年

メンバーと会話を楽しみながら作業する小河さん(中央)
メンバーと会話を楽しみながら作業する小河さん(中央)
 重症心身障害児・者施設「旭川児童院」(岡山市北区祇園)でボランティアに携わる100歳の小河千栄子さん=岡山市北区。気晴らしになればと退職後に始め、34年となった今もかくしゃくと作業をこなし、周囲に元気を振りまいている。

 同院は重度の知的障害と肢体不自由を伴う子どもらのための施設で、大量のおしめが必要。現在、約350人が入所しており、毎日2千~3千枚のおしめ畳みとおしめのストック作りを年間延べ約5千人のボランティアで支えている。

 そんな活動に小河さんが出合ったのは、58歳で退職してからしばらくたったころ。先輩に誘われ、「話し相手でも探せればいい」と気軽な気持ちで引き受けたが、人知れず誰かを支える活動に魅せられた。

 小河さんが参加するのは2カ月に1回。多い日は300枚近くのおしめを畳んだという。近ごろは足を痛めた影響で椅子に座って作業ができるおしめ作りに専念させてもらっている。

 はきはきとした口調や記憶力のよさ、身の回りのことは何でも自分でする。その姿は他のボランティアの目標となっており、ボランティアを取りまとめる職員は「見ているだけでパワーがもらえ、いるだけで場が和む」と話す。

 気恥ずかしさから利用者との交流はないものの、「きっと喜んでくれている」と小河さん。「体が動く限りは誰かのお役に立ちたい」と活動を続ける。

(2019年11月13日 22時52分 更新)

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