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10羽も “復興の天使”真備に 福山の野島さん、コウノトリ撮影

野島さんが撮影したコウノトリ=2日午後4時40分、倉敷市真備町の小田川
野島さんが撮影したコウノトリ=2日午後4時40分、倉敷市真備町の小田川
 福山市の野鳥愛好家野島敏弘さん(71)が、国の特別天然記念物コウノトリを倉敷市真備町で見つけ、撮影した。「幸せを運ぶ」とされる鳥が10羽もいたといい、「1羽見られるだけでも珍しいのに、驚いた」と喜んでいる。

 野島さんは2日夕、岡山市から車で国道486号を神辺方面に向かって走行中、岡山県矢掛町との境の小田川で、大型の鳥がかたまって羽を休めているのを見つけた。姿形や色からすぐにコウノトリと分かり、常に携行しているというカメラと望遠レンズで、毛づくろいをしている様子などを撮影した。

 国内のコウノトリの野生個体は1970年代に絶滅し、2005年、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園が人工飼育した個体の放鳥を開始した。

 野島さんの写真を確認した同施設によると、取り付けられた足輪から、10羽のうち4羽は徳島県鳴門市と豊岡市で自然ふ化した鳥と判明した。この4羽は10月後半に香川、徳島県で目撃されており、瀬戸内海を渡って倉敷へ飛来したとみられる。

 野島さんは「真備町は昨年の西日本豪雨で甚大な被害を受けただけに“復興の天使”として、地域に幸せをもたらしてくれたら」と笑顔だった。

(2019年11月12日 18時26分 更新)

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