山陽新聞デジタル|さんデジ

市民、ボランティアが後押し コース沿道に笑顔あふれる

 澄み切った青空の下、1万6320人のランナーが岡山路を駆け抜けた10日の「おかやまマラソン2019」。大勢の市民らが声援や拍手を送り、ボランティアは水分補給や誘導で大会をサポート、沿道に笑顔があふれた。

JR岡山駅前の桃太郎大通りで選手を応援する親子連れら=10日午前9時10分
JR岡山駅前の桃太郎大通りで選手を応援する親子連れら=10日午前9時10分


市役所筋

 フルマラソンでレース序盤の岡山市役所筋。カラフルなウエアに身を包み、軽快に駆けるランナーを、家族連れらが出迎えた。父親が出場した幼稚園児(5)は「大きな声で『頑張れ』って言ったから、お父さんにも聞こえたかな」。息子の応援に駆け付けた男性(72)=倉敷市=は「県内外からこれだけの人数が訪れ、大通りを埋めて走る様子は壮観。長い道のりを無事に走りきってほしい」と選手を鼓舞した。

折り返し地点

 干拓地にある折り返し地点(岡山市南区西紅陽台)では、正午前にかけてランナーが走り抜けた。沿道整理に当たったボランティア(60)=同区=は「平たんな道でどうしてもペースが速くなる。飛ばし過ぎないようにと声を掛け続けた」、声援を送った市民(69)=同区=は「全国から集まるランナーとの交流が醍醐味(だいごみ)」と魅力を語った。

最大の難所の岡南大橋を渡りきり、ラストスパートに入るランナーたち=10日午前11時18分
最大の難所の岡南大橋を渡りきり、ラストスパートに入るランナーたち=10日午前11時18分


岡南大橋東詰め

 高低差約17メートルの難所となる岡南大橋。渡りきった先の32キロ地点では、おもてなし給食の温かいラーメンやギョーザがランナーを待っていた。「食べたくて絶対来ようと思った。暑くて汗をかいたから、しょっぱい味がありがたい」と小豆島ラーメンを食べた女性(52)=福岡市。ゴールまではあと約4分の1。踏ん張りどころでそれぞれがエネルギーを補給した。

旭川沿い

 35キロを過ぎると、ストレッチしたり、歩いたりする選手が目立つようになる。給水所では、スポーツドリンクやバナナが用意され、ボランティアの操山高2年男子(17)は「疲れがピークで苦しい時。笑顔と声掛けで後押ししたい」と意気込んだ。同僚を応援した会社員(29)=岡山市中区=は「一生懸命走るランナーの姿に元気をもらった。最後まで頑張って」とエールを送った。

岡山市民文化ホール前でランナーにドリンクを手渡す高校生ボランティア=10日午後0時35分
岡山市民文化ホール前でランナーにドリンクを手渡す高校生ボランティア=10日午後0時35分


フィニッシュ

 シティライトスタジアム(同市北区いずみ町)のスタンドには、家族や仲間らが陣取り「お疲れさま」「お帰り~」などと完走者をねぎらった。「ファイト」と書いたうちわを手に息子のゴールを見届けた女性(63)=津山市=は「マラソンは応援する側も楽しめる。完走してくれてほっとした」。3回目の参加という男性ランナー(28)=岡山市中区=は「足がつってくじけそうになったが、沿道の声援でここまでたどり着けた」と感謝し、出迎えた婚約者と完走の喜びを分かち合った。

(2019年11月12日 09時37分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ