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台風、多数が被災住宅で生活 被害8万7千棟、19号1カ月

 「ここさ来っと思い出してしまって…」。浸水した自宅のそばで見つかった、孫やかつての住まいが写る写真を手に涙を流す宮城県丸森町の八巻とくさん(82)。大切に育てた庭の花や木々、畑の作物も全て流された。2人きりで暮らす夫と片付け作業に追われる日々が続く。「夜、いろいろなことを考えてしまい眠れない。どこから手を付けていいのか、さっぱりだ」=11日午後
 「ここさ来っと思い出してしまって…」。浸水した自宅のそばで見つかった、孫やかつての住まいが写る写真を手に涙を流す宮城県丸森町の八巻とくさん(82)。大切に育てた庭の花や木々、畑の作物も全て流された。2人きりで暮らす夫と片付け作業に追われる日々が続く。「夜、いろいろなことを考えてしまい眠れない。どこから手を付けていいのか、さっぱりだ」=11日午後
 東日本を中心に大規模な浸水被害や土砂崩れを引き起こした台風19号は、12日で上陸から1カ月。総務省消防庁によると、住宅被害は8万7896棟に上り、水害の深刻さが浮き彫りになっている。避難者は台風後の豪雨を含め2669人と、ピーク時の1%程度になったが、浸水や損壊したままの住宅に戻って生活する「在宅被災者」が多数存在するとみられる。共同通信の集計で死者は11日の時点で13都県90人(災害関連死含む)で、5人の行方が分かっていない。

 行政は本格的に冷え込む冬を前に、衛生面も含めた支援体制の整備を急ぐ。

(2019年11月11日 21時29分 更新)

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