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子どもの「夢」いっぱいの絵画展 県庁 養護施設、里親家庭の25点

児童養護施設や里親家庭の子どもたちの「夢」を描いた作品が並ぶ会場
児童養護施設や里親家庭の子どもたちの「夢」を描いた作品が並ぶ会場
最優秀作品「かえでのパンやさん」
最優秀作品「かえでのパンやさん」
 岡山県内の児童養護施設や里親のもとで暮らしている子どもたちが、「夢」をテーマに描いた絵画展が15日まで、県庁1階県民室で開かれている。家庭での養育が受けられない境遇にある児童らを励まし、進学を後押ししようと有志が企画した。

 ケーキ屋さん、お医者さん、警察官、保育士、デザイナー、野球選手、富士山登山やライブ…。県内12養護施設と里親家庭の3歳~高校3年生から59点の応募があり、入選作25点を集めた。それぞれ、「将来やってみたいこと」を思い思いの色使いと伸びやかなタッチで描いている。

 最優秀作品は「かえでのパンやさん」。ハンバーガーやサンドイッチ、メロンパン、「売り切れ」の札も並ぶ店の真ん中でコック帽の女の子がフライパンを手ににっこり笑っている。

 絵画展は、子どもの支援活動に当たっている県内のNPOなど7団体でつくる「560の夢プロジェクト実行委員会」が主催。実行委は社会的養護で育った若者が大学や短大、専門学校などで学ぶのを支援するための募金を呼び掛けており、協力者には今回の絵画作品をあしらったカレンダーをプレゼントする。

 実行委代表を務めるNPO法人・未来へ(津山市)の藤本優理事長は「社会的養護の子どもたちは『ぼくにはできない』『どうせだめだ』と自己否定感を抱きがち。絵画展では自分の絵が多くの人に見てもらえる。そして、進学する先輩たちの力にもなれる。それを成功体験として自己肯定感を持たせたい」と話している。

 募金の問い合わせは実行委(0868-32-8025)。

(2019年11月11日 18時22分 更新)

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