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参勤交代再現 10日矢掛大名行列 豪雨被災の小田商店街も会場に

本番に向け行列の動きを確認する出演者ら
本番に向け行列の動きを確認する出演者ら
 江戸期の参勤交代を再現する「第44回矢掛の宿場まつり大名行列」(備中西商工会などでつくる実行委主催)が10日、矢掛町で開かれる。今年は町中心部の矢掛商店街のほか、昨年7月の西日本豪雨で被災した小田商店街も初めて会場に加わった。華やかな衣装を着た一行が町の復興を願い、時代絵巻を繰り広げる。

 大名行列は1976年、台風17号による浸水被害を受けた町に活気を取り戻そうと、矢掛町商工会(現備中西商工会)の青年部有志らが企画したのが始まり。西日本豪雨でも町内の広範囲で浸水被害が発生し、小田商店街を含む小田地区は96戸が床上浸水した。実行委は「原点に戻り、町を活性化させよう」と小田商店街を会場に加えた。

 当日は午前11時から、絢爛(けんらん)豪華な着物を身に着けた姫君や殿様ら約80人が小田商店街の約500メートルを練り歩き、午後1時からは国重要文化財の旧矢掛本陣や脇本陣が残る矢掛商店街を約600メートル進む。矢掛商店街では地元の子どもらが出場する飛脚駅伝大会や、特産品の販売などもある。

 出演者は本番に向けて練習に励んでおり、6日には同町矢掛の町農村環境改善センターで毛槍(やり)を投げ交わす所作などを確認した。堀伸二実行委員長は「大名行列を通じて被災した人たちに元気を出してもらえれば」と話している。

(2019年11月09日 11時03分 更新)

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