山陽新聞デジタル|さんデジ

「シネ・メルパ」第1弾は濱口作品 8~10日、岡山メルパで特集上映

濱口作品を取り上げる第1回の「シネ・メルパ」をPRするチラシ
濱口作品を取り上げる第1回の「シネ・メルパ」をPRするチラシ

 岡山メルパ(岡山市北区駅元町)は、劇場公開される機会が少ない自主映画などに焦点を当てた「シネ・メルパ」を初めて企画、第1弾として8~10日、気鋭・濱口竜介監督の作品を取り上げる。監督の東京芸術大大学院映像研究科修了作品「PASSION」(2008年)から、商業映画デビュー作で昨年のカンヌ国際映画祭へ出品した「寝ても覚めても」(18年)まで、岡山未公開を含む6作品を上映する。

PASSIONの一場面
PASSIONの一場面

 濱口監督は、演技経験のない4人の女性を主演に迎え、日常と友情を5時間超かけて描いた「ハッピーアワー」(15年)がロカルノ、ナントなどの国際映画祭で主要な賞を受賞し、国内外で注目された。今回上映するのは、「PASSION」「寝ても覚めても」のほかに、短編「永遠に君を愛す」(09年、58分)、東京芸術大と韓国国立映画アカデミーの共同製作品「THE DEPTHS」(10年、121分)、青春群像劇「親密さ」(12年、255分)、染谷将太さんが主演の「不気味なものの肌に触れる」(13年、54分)。

(C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
(C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS

 同館は、昭和レトロなたたずまいの老舗映画館。来館者はシニアやファミリー層が中心で、作家性の高い自主映画を取り上げることで、20、30代の若い世代に足を運んでもらう狙いがある。濱口監督作品には、玉野市出身の映像制作プロデューサー岡本英之さんが携わっていることもあり、同館の市原靖浩係長は「イベントやカフェなどでチラシを配布すると、前売り券を購入してくれるなど手応えもあった。劇場公開作だけでない多様な作品を楽しむ機会を提供したい」。初回の反応を見て、第2、第3弾を検討するという。

 料金は3作品鑑賞券が3千円(前売り券のみ、複数人での使用可)、当日券は1作品につき一般1300円など。「親密さ」のみ前売り1800円、当日2千円。「不気味…」と「永遠に…」は同時上映のため、1作品の料金で鑑賞できる。

 詳しい上映スケジュールはさんデジタウンナビの映画コーナーを参考にしてください。

(2019年11月07日 11時06分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ