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交流100年記念 虎次郎と昌碩 倉敷・加計美術館で作品展

虎次郎のびょうぶと昌碩の掛け軸が並ぶ会場
虎次郎のびょうぶと昌碩の掛け軸が並ぶ会場
 高梁市出身の洋画家・児島虎次郎と中国の文人画家・呉昌碩(ごしょうせき)が交流を始めて100年たったのを記念し、倉敷市中央の加計美術館で作品展が開かれている。前期は8日まで、後期は12日~12月1日。

 虎次郎は1918年から8年間に中国をたびたび訪れ、詩・書・画・篆刻(てんこく)で名高い昌碩と面会。その作品を熱心に求めるとともに、自らの印の篆刻を依頼するなど交流した。

 会場には、中国滞在中のスケッチを基に万里の長城を描いたびょうぶ、野菜や果物を色鮮やかに配した掛け軸など虎次郎の作品3点と、マツやボタン、山水などをモチーフにした昌碩の掛け軸3点を並べて展示した。

 虎次郎の孫・塊太郎館長は「虎次郎の展示作品は、筆遣いや地面をあえて描かない手法から、昌碩に学んだ画法で制作したことがよく分かる」と話す。

 ほかに絵画を学ぶ倉敷芸術科学大生、昌碩を研究する中国の画家らの約50点が並ぶ。

 4日夜には倉敷市内でオープニングパーティーが開かれ、昌碩のひ孫の呉越・上海呉昌碩記念館執行館長や上海市書法家協会、同市呉昌碩芸術研究協会などの関係者ら約70人が出席。倉敷市の伊東香織市長や加計学園の加計孝太郎理事長らが訪日団を歓迎し、「今後も民間レベルでの中日友好の促進を」と意気込んだ。

 入場料300円(高校生以下無料)。月曜休館。問い合わせは同館(086―427―7530)。

(2019年11月06日 08時42分 更新)

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