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オキシダント「注意報」最多更新 19年度夏季、岡山県まとめ

オキシダント「注意報」最多更新 19年度夏季、岡山県まとめ
 岡山県がまとめた2019年度の大気汚染防止夏期対策の結果によると、光化学オキシダント情報・注意報の発令回数は87回で、前年度の73回から約1・2倍となった。晴れて季節外れの暑さが続いた5月に約8割が集中。県内全域での測定を始めた08年度以降初めて、全27市町村に発令された日もあった。

 87回はすべて対策期間の5月10日~9月10日に発令された。大気中の光化学オキシダント濃度が0・10ppm以上の「情報」は54回(前年度43回)。0・12ppm以上の「注意報」は33回(同30回)と08年度以降の最多を2年連続で更新した。

 月別でみると5月が67回、8月が10回、6月が8回の順に多かった。5月は高気圧に覆われて晴れた日が多く、記録的な少雨だったことから大気中の濃度が上昇したとみられる。5月25日は県内27市町村のうち岡山、倉敷など23市町村に注意報、玉野、新見など4市町に情報が出された。

 市町村別では浅口市の10回がトップで、倉敷市8回、総社市7回と続いた。目や喉が痛くなるなどの健康や農作物への被害報告はなかった。

 光化学オキシダントは、工場から排出される煙や自動車の排ガスに含まれる窒素酸化物などが紫外線に反応して発生する。

 県は発令時に携帯電話などへメールで情報を配信しており、県環境管理課は「多くの人に登録してもらい、素早く伝えることで被害防止に努めていく」としている。

(2019年10月31日 08時08分 更新)

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