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映像と演劇 柄本明さんら抱負 11月に高松、大島テーマに

ライブパフォーマンスへの思いを語る(右から)石橋さん、柄本さん、デートメルスさん、ヴレイダッヒさん=香川県庁
ライブパフォーマンスへの思いを語る(右から)石橋さん、柄本さん、デートメルスさん、ヴレイダッヒさん=香川県庁
 国立ハンセン病療養所のある大島(高松市)をテーマにした映像とパフォーマンスのライブ「大切な貨物」が11月1、2日、同市のサンポートホール高松で上演される。開催中の瀬戸内国際芸術祭秋会期(同4日まで)の一環で、出演する俳優の柄本明さんら4人が28日、香川県庁を訪れ、抱負を語った。

 ライブは、オランダのアーティスト、クリスティアン・バスティアンスさんが同芸術祭の出品作として大島で公開している同名の映像作品をアレンジした。バスティアンスさんはハンセン病療養所にまつわる大島の歴史を調査し、女優リブ・ウルマンさんらと訪問。隔離と差別の記憶が残る島の映像に、人間の尊厳が破壊された虚構の世界のイメージを重ね、入所者との触れ合いも織り込みながら、悲劇の果てにある希望を感じさせる作品に仕上げた。

 「映像からもう一歩踏み出した『第2章』というべき作品」として企画したライブは、柄本さんと映像作品に出演した石橋静河さん、マルーシュカ・デートメルスさん、ヘレーネ・ヴレイダッヒさんらが舞台に映し出された映像とともに演技。作品のテーマをより立体的に、鮮烈に表現する。

 この日、4人は大島を訪れた後、浜田恵造知事を表敬訪問。記者団の取材に応じ「舞台で観客の前に直接立つことで伝えられることがある。社会から疎外され迫害された人々の声を届けたい」と語った。

 1、2日とも午後7時開演。前売り4千円(当日5千円)、小中高生2千円。問い合わせは同芸術祭総合案内所(087―813―2244)。

(2019年10月28日 23時29分 更新)

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