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動画で認知症早期診断を呼び掛け 岡山市 「かかりつけ医制度」PR

岡山市が作成した「認知症かかりつけ医制度」のPR動画
岡山市が作成した「認知症かかりつけ医制度」のPR動画
 岡山市は、認知症を早期に診断して適切な治療や介護に結び付ける「認知症かかりつけ医制度」のPR動画を作った。当事者や家族の体験談をドラマ仕立てにして制度の概要を紹介。市のホームページ(HP)や動画投稿サイト・ユーチューブで発信している。

 制度は市が6月に創設した。認知症の専門医や国の研修を修了した認知症サポート医を「かかりつけ医」としてあらかじめ登録。地域包括支援センターの看護師や社会福祉士が当事者や家族から相談を受けると、症状が悪化しないようかかりつけ医を紹介する。現在228人の医師を登録しているという。

 動画は11分。久しぶりに帰省した息子が、ついさっき食べた昼食の内容を忘れる父親の異変に気付き、同センターに相談するというストーリー。制度の内容だけでなく、認知症の症状や診断後の支援体制も紹介している。実際に認知症の患者や家族に取材した話を基に作成した。

 短く編集した2分版と15秒版もある。ツイッターなどSNS(会員制交流サイト)を活用して配信しているほか、11月からはJR岡山駅にあるデジタルサイネージ(電子看板)でも放映する。

 認知症患者は高齢化の進展で世界的に急増しており、19、20日に岡山市で開かれた20カ国・地域(G20)保健相会合でも重要課題に取り上げられた。共同宣言では、患者や家族の生活の質、介護の質を高めるための行動計画を各国でつくることが盛り込まれた。

 市高齢者福祉課は「不安に感じている人にサポート内容を分かりやすく伝え、できるだけ前向きに捉えてもらえるよう工夫した。ぜひ閲覧してほしい」としている。

(2019年10月25日 10時09分 更新)

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