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GAP取得チャレンジに高松農高 安全性高い畜産物の生産農場

「GAP取得チャレンジシステム」の認証取得に取り組んだ勝田さん(右)と山本教諭
「GAP取得チャレンジシステム」の認証取得に取り組んだ勝田さん(右)と山本教諭
 環境に配慮し、安全性の高い畜産物を生産する農場を中央畜産会(東京)が認証する「GAP(ギャップ)取得チャレンジシステム」に、岡山市北区高松原古才の高松農業高が選ばれた。中四国の農業高校では初めて。

 同システムは、食品安全の国際規格「GAP(農業生産工程管理)」に準じた制度で2017年にスタート。これまでに全国67農場が認証されている。家畜伝染病予防法に基づく衛生管理や、家畜に苦痛やストレスを与えないように飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」など約100に及ぶチェック項目を満たす必要がある。

 授業の一環で乳牛25頭を飼育し、年間約9万リットルの生乳を出荷している同高は乳用牛での基準をクリア。畜産科3年の勝田悠月(ゆづき)さん(18)が課題研究として取り組んだ。

 勝田さんは、牛の治療に使う薬品のリストを保管庫に掲示したり、毎日3回欠かさず牛の観察日誌を付けたりして約半年かけて手続きを進めた。「将来は家畜専門の看護師を目指しているので良い経験になった。審査が厳しかったが達成感はひとしお」と勝田さん。

 指導した農場長の山本弘教諭(57)は「近年、食の安全を担保する国際規格の重要度が増しており、それに対応した教育が必要となっている。基準を満たした農場で学んだ実績は他の生徒が畜産現場に就職する際のプラスにもなる」と話している。

(2019年10月22日 19時37分 更新)

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