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会期中盤 平櫛田中特別展 井原、美術ファン次々

田中の作品に見入る入館者ら
田中の作品に見入る入館者ら
 井原市立田中美術館(同市井原町)で開かれている特別展「没後40年平櫛田中―美の軌跡―」(山陽新聞社共催)は会期中盤。19日も美術ファンが次々と訪れ、近代彫刻の巨匠といわれる田中(同市出身、1872~1979年)の卓越した写実力と深い精神性がにじむ作品に見入っている。11月10日まで。

 身の回りの人物をモデルとした初期の彫刻や彩色を施した作品、仏像など代表的な80点を展示。長女の幾久代が耳を澄ましてラジオを聞く様子を表現した「姉娘」(28年頃)、色づけされた「源頼朝公像」(33年)、両親と継母を弔うために制作した初公開の「馬郎婦菩薩(めろうふぼさつ)像」(35年)などが入館者の目を引いている。

 同市、主婦(65)は「筋肉の盛り上がりなど、人体の作りが緻密で迫力ある作品ばかりですね」と話していた。

 同館の開館50周年記念展。月曜(振替休日の場合は翌日)休館。

(2019年10月20日 15時22分 更新)

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