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「下に~」新見で土下座まつり 裃姿の大名行列に見物客姿勢低く

市街地を練り歩く大名行列
市街地を練り歩く大名行列
 江戸時代から続く新見市の伝統行事「御神幸武器行列」(市重要無形民俗文化財)が15日、同市新見の船川八幡宮一帯で行われた。大槍(やり)や薙刀(なぎなた)などを携えた大名行列が「したーん、したーん(下に、下に)」と声を響かせて市街地を練り歩き、大勢の見物客が姿勢を低くして見守った。

 本殿で神事を終えた後、氏子らが扮(ふん)する裃(かみしも)姿の64人が八幡宮を出発。歴史情緒あふれる町並みが残る御殿町や新見中央商店街を抜け、約1・5キロ離れた御旅所との間を往復した。

 別名「土下座まつり」とも称され、見物客は道路脇のござなどに座って歴史絵巻を堪能した。初めて見物した岡山市の女性(86)は「昔ながらの衣装や武器に長い歴史を感じた。古い町並みと行列がよく合っていますね」と話していた。

 行列は江戸時代の1697年、初代新見藩主となった関長治が五穀豊穣(ほうじょう)などを祈り、八幡宮の祭礼で行列を仕立てたのが始まりとされる。現在は地元保存会が毎年10月15日に行っている。

(2019年10月15日 22時17分 更新)

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