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小田川3支流などで堤防改良へ 岡山県、8カ所でかさ上げや拡幅

小田川3支流などで堤防改良へ 岡山県、8カ所でかさ上げや拡幅
 岡山県は15日、昨夏の西日本豪雨で被害を受けた倉敷市真備町地区を流れる小田川3支流(末政川、高馬川、真谷川)と総社市の高梁川で、堤防のかさ上げ、拡幅などで機能強化を図る改良復旧工事に近く着手すると発表した。9月までに改良復旧工事を終えた決壊地点とは別に、さらに安全性を高めるため決壊地付近を中心にした8カ所を優先して進める。

 8カ所はいずれも詳細設計や用地測量をおおむね済ませており、両岸または片岸を工事する。長さは末政川の2カ所が計460メートル、高馬川の1カ所が350メートル、真谷川の1カ所が950メートル、高梁川の4カ所が計1850メートルとなっている。

 小田川3支流では、河川から堤防に浸透した水を近くの水路に流すためのドレーン(排水管)を一部に設置したり、川底を深くしたりもする。

 現在は工事の請負業者の入札手続き中で、堤防の高さや幅をどの程度にするかは今後詰めるという。

 県は、今回の8カ所を含めた4河川の計約9キロ区間について、2023年度までに改良復旧工事を終える方針を打ち出している。小田川3支流は国の河川激甚災害対策特別緊急事業に採択され、総事業費89億円のうち国から49億円の補助を見込む。高梁川も国事業を活用し、41億円のうち12億円の補助を受ける見通し。

 県備中県民局河川激甚災害対策班は「河川が増水する出水期が終わりを迎え、本格的な工事が可能になる。一日も早く災害に強い堤防をつくりたい」としている。

(2019年10月15日 22時40分 更新)

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