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西日本豪雨犠牲者追悼の歌制作 KAORIさん、命の尊さ訴え

西日本豪雨の追悼歌を制作したKAORIさん
西日本豪雨の追悼歌を制作したKAORIさん
 岡山市のシンガー・ソングライターORi―ZURU KAORI(本名・田中香織)さん(47)が、西日本豪雨の犠牲者に向けた追悼歌「トワノトリ」のCDを制作した。住民らを避難誘導中に亡くなった広島県警呉署の警察官2人を取り上げ、命や勇気の尊さを歌っている。

 警察官は豪雨の中、土砂崩れで立ち往生する車を発見。乗っていた人たちを安全な場所へ誘導して救ったものの、自分たちは土砂にのまれた。追悼歌は彼らを主人公にした。

 〈あなたのお陰で助かった命がある〉と2人の勇敢さに感謝しつつ、〈駆け抜けた日々こそが それが私の誇り(略)それを繋(つな)いで命〉と、災害を生き延びた人たちに向け、勇気や命を受け継いでいこうとのメッセージを込めた。

 豪雨災害を悲しむだけの歌にはしたくなかったと言う。メロディーも落ち着いた中に力強さを感じられるようにした。

 KAORIさんは2001年から音楽活動を始め、地域の応援歌などを作ってきた。多くの犠牲者を出した豪雨を目の当たりにし、ミュージシャンとして向き合いたい、と追悼歌作りを思い立った。報道で感銘を受けた警察官を取り上げた。

 「災害で悲しい思いをした全ての人に悲しいけれど、前へ進んで行こうと伝えたい」と話す。

 CDは、製作費用を除いた売り上げの全額を被災地支援に充てる。「ORi―ZURU KAORI」のサイトで販売しており、送料込みで1枚1140円。問い合わせもサイトから。

(2019年10月07日 17時04分 更新)

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