山陽新聞デジタル|さんデジ

平櫛田中没後40年展始まる 井原、初期から晩年の彫刻紹介

田中の生き生きとした作品に見入る美術ファン
田中の生き生きとした作品に見入る美術ファン
 近代日本彫刻界の巨匠で井原市出身の平櫛田中(1872~1979年)の没後40年特別展「平櫛田中―美の軌跡」(山陽新聞社共催)が20日、同市井原町の市立田中美術館で開幕した。多くのファンが詰めかけ、初期から晩年までの作品を堪能している。

 田中は再興日本美術院展を中心に活躍。日本の伝統技術と写実的な西洋美術を重ね、近代的な木彫の世界を開拓した。62年に文化勲章を受章している。

 会場には仏像、生き生きとした表情をとらえた人物像など80点を展示。現存する最初期の木彫作品「達磨像」(1897年)、田中が自室にまつって朝夕拝んだと伝わる「薬師如来」(1964年)、田中が生涯を通じて敬愛した文人・岡倉天心の石膏(せっこう)胸像(31年)などが並び、訪れた人が一点一点をじっくりと鑑賞していた。

 公開に先立って開会式があり、関係者がテープカットして開幕を祝った。

 会期は11月10日まで。入館料800円(高校生以下無料)。月曜(祝日、振替休日の場合は翌日)休館。

(2019年09月20日 12時15分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ