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キャッチ、スカウトも規制対象に 岡山県迷惑防止条例10月改正

 執拗(しつよう)な勧誘や客引きを規制する改正岡山県迷惑行為防止条例が10月1日に施行される。「キャッチ」や「スカウト」といった勧誘が新たに規制対象となり、客引きに関する対象業種も大幅に強化した。さらに、盗撮行為についても規制される場所を拡大し罰則を強化した。

 改正条例では、駅や繁華街など公衆の目に触れる場所でヘルス嬢やキャバクラ嬢、ホステス、アダルトビデオの出演などについての勧誘はもちろん、そのために集まったり、ちらしを渡したりするのも禁止する。体や服をつかんだり、立ちふさがったりする行為は、これまで客引きに限って禁じていたが、改正後は勧誘でも違反になる。

 客引きでは、従来の性風俗店に加え、キャバクラや風俗案内所、夜間のマッサージ店などへ対象を広げた。通行人への呼び掛けやちらし配布も禁止される。

 従業員らに、こうした行為をさせるのも禁止で、違反者の独断での行為であったとしても、関係する法人や雇用主が処罰される両罰規定も盛り込んだ。

 もう一つの柱は、盗撮に関する事項。これまでは、行為を禁止する場所が「公共の場所または公共の乗り物」に限定されていたが、学校、タクシーなどを含む不特定・多数の人が利用する場所や乗り物を追加した。個人宅の浴場のほか、ホテルの客室、病院の診察室といった服を脱いだ状態でいる可能性のある場所も規制対象に含めた。

 さらに盗撮の実行者の罰則を、これまで6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金(常習者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金)だったものを、1年以下(常習者は2年以下)の懲役または100万円以下の罰金へと引き上げる。

 県警生活環境課は「条例改正で取り締まりの幅が広がる。啓発に力を入れ、内容の周知を図る」としている。

(2019年09月17日 09時30分 更新)

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