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電気自動車 乗り心地良し 笠岡諸島で実証調査開始

住民を乗せ、海沿いの道を走るグリーンスローモビリティ=北木島
住民を乗せ、海沿いの道を走るグリーンスローモビリティ=北木島
 笠岡市は13日、笠岡諸島で超小型電気自動車「グリーンスローモビリティ」の実証調査を始めた。公共交通が乏しい島での高齢者や観光客の移動手段としての有効性を探るため、北木島と高島で26日まで運行し、利用状況を調べる。国土交通省が2018年度に各地でスタートさせた同調査事業が島しょ部のみで行われるのは全国初。

 調査は北木島に2台を配置して開始。いずれもゴルフカート型の車両(4人乗り)で、1台は日本遺産に認定された観光地など11カ所を循環し、1台は要望に応じて走らせる。13日は市職員らが運転し、待機所となる港を出て海沿いの道や住宅密集地の狭い道路などを住民らを乗せて進んだ。

 友人宅に行くため利用した住民の男性(79)は「静かで乗り心地が良かった。雨の日の外出にも助かる」。運行の委託を受けた島内のNPO法人の理事藤原功二さん(66)は「小回りが利いて運転しやすい。荷物も積め、観光客呼び込みにも一役買えそう」と話した。

 20~25日は高島に1台を移し、求めに応じて運行する。2台とも利用無料で予約も可能。市は適切な料金を尋ねる乗客らへのアンケートなどを基に、笠岡諸島有人7島で2020年度以降の導入を検討する。

(2019年09月13日 22時43分 更新)

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