山陽新聞デジタル|さんデジ

児島湾で海底の大型ごみ撤去開始 県、漁業者の要請受け流木など

児島湾の海底からごみをつり上げるクレーン
児島湾の海底からごみをつり上げるクレーン
 岡山県は13日、昨年7月の西日本豪雨で川から岡山市の児島湾に流れ込み、海底に沈んでいる大型ごみの撤去作業を始めた。地元漁業者の要請を受けたもので、2日程度かけて底引き網漁の障害になっている流木やがれきをクレーンで取り除く。

 現場は、旭川や吉井川が合流する児島湾の湾口部で、事前の潜水調査で木の根(長さ7メートル、幅1・5メートル)やタイヤなどの大型のごみが15カ所にわたって沈んでいるのが確認されている。作業初日のこの日は、ダイバーが潜ってくくり付けたブイを目印にクレーン船でごみを回収し、台船に載せて新岡山港(同市中区新築港)に運んだ。撤去費用は約1千万円。

 地元漁業者らによると、周辺はゲタ(シタビラメ)やワタリガニ、ベイカの漁場で、底引き網にごみがかかって網が破れるなどの被害が出たため、漁業者が県に撤去を求めていたという。

 朝日漁協(同市東区宝伝、約40人)の豊田安彦組合長は「豪雨でごみや泥が流れ込んだ影響で海底環境が変わり、水揚げが半減している。これで少しは漁がしやすくなるのではないか」と話していた。

(2019年09月13日 20時03分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ