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ダム事前放流 情報発信に8時間超 高梁市「情報共有が不十分」

新成羽川ダム
新成羽川ダム
 中国電力(広島市)が高梁川水系の成羽川にある新成羽川ダム(高梁市)で8月に実施した事前放流について、高梁市が同社から連絡を受けて市民に情報発信するまで8時間以上要していたことが、12日分かった。この日の市議会一般質問で市は「内部で情報共有が不十分だった」と説明した。

 放流は激しい降雨の予想を受けて8月28日午前2時~11時に行われた。市によると、放流前の同0時25分、同社からファクスで通知を受けたが、市民向けのメールや防災ラジオ、ケーブルテレビで市が情報発信したのは同8時50分だった。ダム放流のサイレンは鳴り、住民被害などはなかったという。

 市防災復興推進課は「市内部で情報共有がなされず、連絡方法についても中電と認識の相違があった。改めて連絡体制を再確認した」としている。

 事前放流は昨夏の西日本豪雨で浸水被害が生じた高梁川流域自治体の要望を受けた対応で、ダム湖の水位を下げて容量を確保する狙い。上流域で39時間先までの合計雨量が110ミリを超える予想があるときに行われ、今回の放流量は560万トンだった。

(2019年09月13日 08時51分 更新)

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