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整髪中に防犯談義を 県警呼び掛け 特殊詐欺防止へ理美容師通じ啓発

啓発ちらしを手に利用客へ注意を呼び掛ける理容師=岡山市北区丸の内
啓発ちらしを手に利用客へ注意を呼び掛ける理容師=岡山市北区丸の内
 警察官らを装って高齢者宅を訪ね、キャッシュカードをすり替えてだまし取る新しい手口の特殊詐欺が相次いでいることを受け、岡山県警は12日から、県内の理容師や美容師に啓発ちらしを配り、利用客へ注意喚起してもらう取り組みを始めた。

 整髪中の雑談代わりに“防犯談議”に花を咲かせ、備えてもらう狙い。県理容生活衛生同業組合、県美容生活衛生同業組合に加盟する全1880店に「緊急警報!! キャッシュカードを取られる被害が激増」と記した啓発ちらしを配布する。

 12日、岡山市北区丸の内の理容店「髪の店山下」では、理容師の山下美加さん(46)が早速、県警から提供されたちらしを利用客に見せながら「カードは誰にも渡さないで」「電話があったらすぐ110番して」と注意を呼び掛けた。利用客の男性(61)=赤磐市=は「周りにも伝えていきたい」と話した。

 県警によると、キャッシュカードをすり替える手口の被害総額は今年に入り8月末現在で20件約5500万円と前年同期(3件約88万円)の60倍余りに上っている。

(2019年09月12日 21時10分 更新)

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