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離婚に伴うお金の問題

離婚に伴うお金の問題
 結婚していた夫婦が離婚をする場合には、慰謝料、財産分与、養育費などのお金の問題が生じます。そこで、今回は、離婚に伴うお金の問題についてご説明します。

●慰謝料請求
 慰謝料とは、夫婦の一方の浮気や暴力などの違法な行為によって離婚に至ったような場合に、精神的苦痛を慰謝するために支払われる賠償金をいいます。

●財産分与
 次に、夫婦が婚姻期間中に協力して形成した夫婦財産を、離婚に際して清算分配することを、財産分与といいます。

 例えば、ある夫婦が結婚してからお互いに協力してためたお金が2千万円あったとしましょう。これを離婚に際して、1千万円ずつに分けるのが財産分与です。仮に、妻が専業主婦をしており、収入としてはサラリーマンの夫の収入だけであったという場合でも、妻は家事労働に従事することで夫婦財産を蓄えることに貢献してきたわけですから、妻には財産分与を受ける権利があります。現金・預貯金だけでなく、購入した自宅・マンションなども財産分与の対象となります。

●養育費
 離婚するときに未成熟子がいる場合には、子どもと別居して生活する親は、子どもが経済的に自立できるようになるまでの間、その生活・教育などにかかる費用の負担分を、子を監護する親に対し、支払う義務を負います。これを養育費といいます。毎月の養育費をいくらとするのかについては、夫婦で話し合いをして決めることができますが、一定の算定方式があることから、これを参考に金額を決めることもあります。

●離婚時の年金分割制度
 夫婦のいずれかが厚生年金、共済年金などに加入していた場合には、離婚時に年金分割を行います。

 以上、離婚に伴うお金の問題について簡単にご説明しましたが、夫婦関係が破綻した段階では、夫婦間で金額の話し合いができないことも決して珍しくはありません。その場合には、裁判所に調停を申し立てることも一つの方法です。不安な点があれば弁護士にご相談することをおすすめいたします。

(2019年09月12日 11時18分 更新)

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