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豪雨乗り越え意欲作200点 真備の陶芸家原さん、岡山で個展

西日本豪雨を乗り越え、個展を開いている原さん
西日本豪雨を乗り越え、個展を開いている原さん
 西日本豪雨で倉敷市真備町地区に構える工房が浸水被害を受けた陶芸家・原在加さん(31)=同市=の展覧会が岡山大Jテラスカフェ(岡山市北区津島中)で開かれている。被災を乗り越えて創作活動を再開して以降、初の個展とあって意欲作が並んでいる。14日まで。

 真備町川辺の実家1階にある原さんの工房は、豪雨で天井まで浸水した。創作に欠かせない電気窯、電動ろくろは泥水に沈んで動かなくなり、作品も多く失われた。

 壊滅状態の工房を復旧させようと片付けを始めたが、道具や素材の状態を確認しながらの作業となった。ボランティアに頼めず、1人で取り組み、一段落するまで2カ月かかった。窯とろくろも何とか修理でき、1月、創作再開にこぎ着けた。

 茶わんや湯飲み、皿など出品した約200点は、復旧した工房で制作した新作だ。得意とするシカや鳥などの生き物をモチーフに制作している。水没した粘土を再生した品もあるという。

 原さんは「創作できることのありがたさを痛感している。復旧まで支えてくれた皆さんへの感謝の思いを込めて作り続けたい」と話す。

 午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。問い合わせは同カフェ(086―253―0567)。

(2019年09月10日 10時09分 更新)

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