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日本画家小野竹喬展 第2章開幕 笠岡、円熟味増した優品並ぶ

竹喬の色彩鮮やかな優品が並ぶ会場
竹喬の色彩鮮やかな優品が並ぶ会場
 日本画家小野竹喬(笠岡市出身、1889~1979年)の生誕130年記念回顧展の後半となる「小野竹喬のすべて 第2章至純の時代」(山陽新聞社共催)が7日、同市六番町の市立竹喬美術館で開幕した。円熟味を増した色鮮やかな優品の数々が会場を彩り、多くの美術ファンが見入っている。

 回顧展は2章構成で、青年期を中心とした第1章に続き、第2章では独自の画風を確立していく50歳から晩年までの120点を展示。長男春男ら身内や友人の死を経験し、自然に対する捉え方が変化していった様子などをうかがい知ることができる。

 会場には、松尾芭蕉の句を題材にした代表作「奥の細道句抄絵」シリーズ(12点、75、76年)をはじめ、明け方の空の深い青色が印象的な「黎明(れいめい)」(60年)、波立つ水面の光と影を追った「池」(67年)など、竹喬ならではの詩情あふれる作品が並ぶ。

 東京都大田区から訪れた会社員女性(53)は「見ていて気持ちのいい作品ばかり。雲の表現は特にやわらかで好き」と話していた。

 11月24日まで。月曜(祝日の場合は翌日)休館。

(2019年09月07日 21時27分 更新)

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