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瀬戸南高生、藻の堆肥活用を研究 用水路で回収作業を視察

用水路の藻の回収を見学する瀬戸南高の生徒たち=岡山市南区浦安本町
用水路の藻の回収を見学する瀬戸南高の生徒たち=岡山市南区浦安本町
 瀬戸南高(岡山市東区瀬戸町沖)の生徒が用水路に大量に繁茂している藻を有効活用するため、堆肥化する研究を進めている。放置しておくと大雨時に通水や排水ポンプの運転の妨げになる恐れがあり、処分にも多額の費用がかかることから着手。6日は南区浦安本町の用水路で市の回収作業を視察した。

 広大な干拓地を抱える市は、総延長約4千キロの農業用水路が張り巡らされている。藻も大量に繁茂しており、毎年約3億円をかけ約3千台のトラックで回収、処分している。

 農業系学科のある瀬戸南高は昨年12月、藻を有効活用できないか市から相談を受け、5月から堆肥化の研究に取り掛かった。米ぬかなどを加えて発酵させ、肥料として使えるかを分析。稲作では藻を土に混ぜ、化学肥料と効果を比べる実験も行っている。

 この日は、生物生産科と園芸科学科の2、3年生24人が市南区役所(同浦安南町)を訪問。市農林水産部の伊沢航部長や市浦安土地改良区の横江博通理事長の講義を受け、藻が10年前から増加傾向にあり、多額の費用をかけて焼却か埋め立て処分している状況を学んだ。

 近くの用水路にも出向き、横江理事長ら地元農家の4人が樋門にある除塵(じょじん)機を使って水路内の藻を引き上げる作業を見学した。

 2年男子生徒(16)は「市内の用水路がこんなに長いとは知らなかった。回収の大変さも分かった」、3年女子生徒(17)は「処分するしかなかった藻を肥料に再利用できるよう頑張りたい」と話していた。

(2019年09月07日 09時13分 更新)

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