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ツマジロクサヨトウ県内で初確認 農作物に被害、県が防除呼び掛け

ツマジロクサヨトウの幼虫(農林水産省植物防疫所提供)
ツマジロクサヨトウの幼虫(農林水産省植物防疫所提供)
 トウモロコシやイネに寄生する害虫のガ「ツマジロクサヨトウ」が岡山県内で初めて確認された。7月に国内で初めて見つかって以降、九州を中心に拡大。茎や葉を食べて農作物被害を与えるため、県は農薬による防除などを呼び掛けている。

 県によると、今月19日に県南部の飼料用トウモロコシ圃場(ほじょう)(約19ヘクタール)で農家から連絡を受けた県職員が葉の食害を確認。一帯で幼虫十数匹を採取し、農林水産省神戸植物防疫所(神戸市)で調べたところ、ツマジロクサヨトウと判明した。

 ツマジロクサヨトウは、南北アメリカが原産。幼虫は体長4センチ程度で、寄生植物はサトウキビや大豆など80種類以上に及ぶ。近年はアジアやアフリカなどにも広がり、国内では7月3日に鹿児島県で初めて確認。その後、九州・沖縄地方の各県と高知、茨城県で相次いで見つかり、岡山は10県目となる。

 県は、新たな害虫が見つかった際の「病害虫発生予察特殊報」を県内に発令。農家に早期の収穫や農薬散布といった対応を促している。県農産課は「国内での発見例は特に飼料用トウモロコシが多く、栽培農家は特に注意してほしい。見つけたらまずは県や防除所に通報してほしい」としている。

(2019年08月30日 22時34分 更新)

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