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お・も・て・な・し! 若者・よそ者の備北自慢①新見・大井野川 シャワートレッキング

滝もロープを伝って登る。激しい水の流れに体のバランスが崩れる
滝もロープを伝って登る。激しい水の流れに体のバランスが崩れる
 マイナスイオンあふれる涼気と渓流の天然水をたっぷり浴び、身も心も爽快にリフレッシュできた―。

 新見市東北部の大佐地区。中国山地から流れ出る高梁川の源流の一つ、大井野川はシャワートレッキング(沢登り)の人気スポット。夏場の1カ月半限定ながら全国から千人以上が訪れる。今夏も9月1日までの期間中、予約でほぼいっぱいと聞き、同僚の鈴木省吾記者と挑戦してみることにした。

 深緑と苔(こけ)むした岩場に清流の音が吸い込まれる。気温は市街地の暑さがうそのような24度。水着にパーカーなどの軽装に、専用の靴とヘルメットを借りて川へ。水温13度。靴の中にひんやりと染みて、冒険への期待に心がもう躍りだす。

 水流に逆らって上流へと歩く。足首程度だった水がいつの間にか腰まできた。岩肌で滑って尻もちをつき、倒木をくぐるのにもバランスを崩してまた尻もち。「鈍くさいなぁ」(鈴木記者)。普段なら腹が立つそんな言葉も、ずぶぬれになることも、もう構わない。足元ばかり見ていたのが、周りの緑を楽しむ余裕も出てきた。

 白く泡立つ急流ではロープ伝いに進み、水深約3メートルの滝つぼにも飛び込んだ。サワガニやカワトンボもいて楽しさは膨らむ一方。1時間半の体験があっという間に感じた。

 海と違って日差しは木々が遮り、乾いてもべたつかない。大人も気軽に満喫できる川遊び。身近にこんなにすてきなスポットがあったなんて!(高松方子)

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 備北地域には魅力的な名所や体験施設が数多くある。山陽新聞高梁支局・鈴木省吾、新見支局・高松方子の両記者は共に赴任から約1年。その経験を踏まえ、同期入社の25歳若手コンビで各地を巡り、ときに県外出身のよそ者目線も交えながら、互いの「お薦め」を共同取材して紹介する。

メモ シャワートレッキングは、アウトドア事業を展開するおおさネイチャークラブ(新見市大佐小阪部、0867―98―3711)が2003年から夏季に開催。洞窟探検(通年)やカヌー(4~11月)、かまくら作り(1、2月)なども楽しめる。いずれも有料で、事前予約が必要。中国自動車道大佐スマートインターチェンジから車で約15分。

(2019年08月30日 22時22分 更新)

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