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「避難情報」正しく把握3割 矢掛・中川地区、学生ら調査報告

調査内容について報告する鳥越さん(手前)
調査内容について報告する鳥越さん(手前)
 昨年7月の西日本豪雨で被災した岡山県矢掛町中川地区の被害や復旧状況などを調べている広島工業大(広島市)の学生や教授3人が29日、同町本堀の中川公民館で調査内容を報告した。

 同町江良出身の同大建築デザイン学科4年鳥越沙綾さんと、同大大学院2年小林礼奈さんが被災者らに行ったヒアリングやアンケート(113人回答)の結果を紹介。浸水被害を受けた同公民館と災害ボランティアセンターの連絡がかみ合わず、ボランティアが派遣されなかったケースがあったことや、避難指示といった避難情報の意味を正しく把握できていた人が約3割にとどまっていたことなどを説明した。

 渡壁守正教授は、簡易な水位センサーを使った避難情報の配信システムについて実用化に向け研究していることを紹介した。

 報告会には地域住民ら約40人が参加。鳥越さんは「防災対策は、地域住民が主体となって定期的に話し合う必要がある。調査内容が少しでも役立てば」と話していた。

(2019年08月29日 20時03分 更新)

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