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真備中創立50年記念絵画が完成 美術部員が井原線橋脚に描く

完成した絵画をバックに記念撮影をする真備中美術部員ら
完成した絵画をバックに記念撮影をする真備中美術部員ら
 真備中(倉敷市真備町箭田)の美術部員が学校近くの井原線橋脚をキャンバスに制作していた同中創立50周年記念絵画が完成した。西日本豪雨で被災した真備町地区の早期復興を願い、郷土の偉人・吉備真備らが地域の明るい未来を優しく見守っている様子を描写。部員たちは「見た人に少しでも元気を届けられたらうれしい」と話している。

 絵画は吉備真備駅東の橋脚に描いた縦3メートル、横1・5メートル。鮮やかな虹が架かる中、吉備真備と桃太郎一行が上空の気球から同中一帯を眺める様子を表現し、半世紀にわたる学校の歩みをたたえて「50th MKB」の文字を配した。

 本来は50周年を迎えた昨年の7月に着手予定だったが、直前の豪雨で頓挫。部員たちは母校や自宅の被災を乗り越えて先月初旬から現地に集まり、今春卒業した部員らが豪雨前に完成させていた図案を基に約1カ月がかりで仕上げた。制作に必要な塗料などは、2005年から同中などと連携して井原線橋脚での絵画制作を推進する倉敷真備ライオンズクラブが提供した。

 20日に現地で完成式があり、部員たちを前に井原鉄道の鳥越肇営業企画課長が「思いがこもった素晴らしい作品。地域の宝として守っていきたい」とあいさつ。リフォームを終え、同町呉妹の自宅に戻ったという美術部長の3年丸山ひな梨さん(14)は「災害に負けず、無事完成させることができて自信になった。仲間や協力してくれた人たちに感謝したい」と述べた。

(2019年08月29日 09時43分 更新)

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