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渋野選手 素顔と快挙の舞台裏語る 青アフロのマネジャー重松さん

全英で使ったかつらなどを前に、渋野選手の活躍を振り返る重松さん
全英で使ったかつらなどを前に、渋野選手の活躍を振り返る重松さん
渋野日向子選手
渋野日向子選手
 ゴルフのAIG全英女子オープンで、日本勢42年ぶりのメジャー制覇を果たした岡山市出身の渋野日向子選手(20)。所属するRSK山陽放送社員の重松宏さん(45)は、マネジャーとなって活躍を支える一方で、青いアフロヘアのかつら姿を海外メディアに取材されるなど、自らも注目された。重松さんに快挙の舞台裏や渋野選手の素顔を聞いた。

 ―渋野選手は全英優勝という重圧の中でもリラックスしていた。

 私も落ち着きぶりに驚いた。「人が多いほどやる気が出る」と話していたが、まさにその通り。ギャラリーが増えるにつれて神経が研ぎ澄まされた。私が初めて同行した6月の大会ではまだ、スコアの乱れにいらいらを見せた。全英ではそんな様子はなく、短期間で見違えた。3日目の最終ホール手前で、ギャラリーの子どもにグローブをプレゼントするほど心に余裕があった。

 ―「スマイルシンデレラ」の名で海外でも話題になった。

 「笑顔がよいプレーにつながる」と選手自身も語っている。実は全英以前、自社の番組で渋野選手を取り上げた際、番組タイトルで「スマイルシンデレラ」と使っていた。ただ、有名になったのは海外メディアが使ったのがきっかけ。手柄を取られたようで残念だ。

 ―渋野選手の素顔は。

 20歳らしい一面もある。全英では朝食の時に写真共有アプリ・インスタグラムのフォロワーが日々増えているとうれしそうに話した。タラのお菓子が有名になったが、むしろよく口にしているのは柿の種。国内大会ではたいてい持参している。

 ―マネジャーなのに奇抜な格好で注目された。

 本業は番組を作るテレビ制作部ディレクター。渋野選手の活躍に、急きょマネジャーになった。運転手や記者会見の準備や運営、メディア対応をした。心掛けたのはムード盛り上げや雰囲気づくり。全英では同僚から「目立ってなんぼ」と助言されたこともあり、かつらや富士山のかぶり物などを用意した。渋野選手を笑わせてリラックスさせたかった。だが、仮装姿を失笑され、話しかけても「マジ無理」と言われた。

 ―今後の渋野選手との関わりは。

 今月、マネジメント会社と契約したので私はマネジャー引退。9月から新設のスポーツ事業部に異動する。今後も渋野選手のように世界に羽ばたくアスリートの発掘に力を入れたい。

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(2019年08月28日 21時34分 更新)

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