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「小野竹喬のすべて」第1章終盤 笠岡の美術館に若き日の作品群

竹喬の若き日の作品が並んだ会場
竹喬の若き日の作品が並んだ会場
 笠岡市出身の日本画家小野竹喬(1889~1979年)の生誕130年を記念し、竹喬美術館(同市六番町)で開催中の回顧展「小野竹喬のすべて 第1章模索の時代」は会期終盤。27日もファンらが次々と訪れ、若き日の竹喬の試行錯誤がうかがえる作品群に見入っていた。

 回顧展は2章構成で、第1章(9月1日まで)では、竹喬の青年期(38年まで)の作品を中心に91点を展観。文展(現・日展)に反発する形で竹喬らが立ち上げた国画創作協会の第4回公募展に出品した「春耕」や、扇に瀬戸内の村落や港を描いた「故里の景観」(計5点)のほか、制作の過程がうかがえる「波切村夕景(習作)」なども並んでいる。

 笠岡市の男性(71)は「山や水辺の風景が鮮やかで、奥行きのある構図も素晴らしい」と話していた。

 回顧展の第2章至純の時代(9月7日~11月24日)では、友人や息子の死を乗り越え、清澄な画境に達した竹喬の代表作「奥の細道句抄絵」シリーズなどを紹介する。問い合わせは同美術館(0865―63―3967)。

(2019年08月28日 08時56分 更新)

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