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怪異な「もののけミュージアム」 三次で注目、日本初の妖怪博物館

描いた妖怪の絵がスクリーン上で動く「お絵かき妖怪とピープル」
描いた妖怪の絵がスクリーン上で動く「お絵かき妖怪とピープル」
「稲生物怪録」の絵巻などが並ぶ資料展示コーナー
「稲生物怪録」の絵巻などが並ぶ資料展示コーナー
企画展に並ぶ羽織。カッパの表情がほほえましい
企画展に並ぶ羽織。カッパの表情がほほえましい
 三次市三次町に今春開館した日本初の妖怪博物館「三次もののけミュージアム」が新たな観光スポットとして注目を集めている。絵巻などの資料展示のほか、デジタル技術を駆使して妖怪の絵を動かすアトラクションも設置。家族連れらが怪異な世界を楽しんでいる。

 ミュージアムは、江戸期に国学者平田篤胤(ひらた・あつたね)によって広まった民話「稲生物怪録(いのうもののけろく)」の舞台である同市が企画。妖怪研究家の湯本豪一(ゆもと・こういち)氏から資料約5千点の寄贈を受け、地域活性化を狙いに4月に開業した。

 資料は稲生物怪録などの絵巻、妖怪にまつわる図や工芸品を展示。クリエーター集団「チームラボ」が手掛けたアトラクションは、来館者が描いた妖怪の絵がスクリーン上で動く「お絵かき妖怪とピープル」、妖怪と一緒に写真が撮れる「妖怪カメラ」が子どもに人気だ。

 9月17日までは企画展「かわいいかわいい妖怪展」を開催。愛嬌(あいきょう)のあるカッパやタヌキなどが描かれた羽織、焼き物、巻物など約70点を展示している。

 初年度の来館目標10万人に対し、開館から約3カ月で6万人を突破。ミュージアムは「超自然的存在として古くから関心を集めてきた妖怪に親しんでほしい」と話している。

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 正式名称は湯本豪一記念日本妖怪博物館。福山市中心部から車で山陽、尾道両自動車道を経由して約1時間15分。開館時間は午前9時半~午後5時。休館は原則として毎週水曜(休日の場合は翌日)。入館料は一般600円、高校・大学生400円、小・中学生200円。問い合わせは三次もののけミュージアム(0824―69―0111)。

(2019年08月27日 10時45分 更新)

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