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不登校をテーマに岡山県民の草の…

 不登校をテーマに岡山県民の草の根運動で作られた映画「あかね色の空を見たよ」(2000年)を覚えているだろうか。収益金を基に、岡山市北区関西町に「フリースペースあかね」ができ、いまも不登校の子どもの居場所になっている▼学校現場では見えない子どもたちの姿を知りたいと時折、話を聞きに行く。運営するNPO法人あかねは本年度から、タブレット端末を使った学習支援を始めたという。端末を見せてもらった。画面に触れて正解すると次へと進む。学びのイメージが変わる▼代表の中山遼さん(27)によると不登校の理由はさまざまだが、学校の勉強が苦手というケースもある。ディスレクシア(読字・書字障害)とみられる子や、集団の中では集中できない子などだ▼県内の小学生ら10人以上が端末を使って自分のペースで学んでいる。利用料金は必要だが、岡山市はモデル事業として世帯収入に応じた助成制度も設けた▼「子どもたちの学び方や習熟度に合った方法を提供したい」と中山さん。自身も小学校で不登校を経験した。学校には行けず、家で過ごす時間も苦しかった。学校以外でもこんな方法があるよ―。当時ほしかったのは情報であり、選択肢だったという▼来月8日には端末を使った学習体験会を岡山市内で開く。問い合わせは070―1072―2021。

(2019年08月23日 08時00分 更新)

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