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坪田譲治の世界観を体操で感じて 清心女子大生考案 甲浦小で初披露

「エヘンの橋」を題材にした体操を楽しむ探検隊メンバーと子どもたち
「エヘンの橋」を題材にした体操を楽しむ探検隊メンバーと子どもたち
坪田作品を題材にしたオリジナルかるた
坪田作品を題材にしたオリジナルかるた
 ノートルダム清心女子大(岡山市北区伊福町)の学生有志でつくる「ツボジョーワールド探検隊」が、市出身の児童文学作家・坪田譲治(1890~1982年)の随筆集に登場する「エヘンの橋」を題材にしたオリジナル体操を考案し、22日に甲浦小(南区飽浦)で初めて披露した。拳をつくり「エヘン」とせきをするポーズが特徴で、子どもたちが楽しみながら坪田の世界観を体感した。

 エヘンの橋は生家があった北区島田本町に現存する石橋。近くでランプ芯工場を経営していた父親が、母親に食事の用意を求める合図として、この橋で「エヘン」とせき払いをしたことから坪田自身が名付けた。

 体操は、こうしたエピソードに基づく歌詞と明るい曲調に合わせて体を動かし、ランプ芯を織る動作やせきのポーズを取り入れた。

 甲浦小には、図書館開放日に合わせてメンバー4人が訪問。児童約30人に指導した。4年男子(9)は「歌詞と動きが合っていて面白かった。坪田や作品について初めて知り、ちょっと興味を持った」と話していた。

 探検隊は、坪田の作品を題材にしたオリジナルかるたも制作し、一緒に楽しんだ。

 探検隊は、郷土の偉人を通じて地域活性化を図ろうと2017年度に結成。作品やゆかりの地を紹介する活動を展開してきた。坪田が来年3月に生誕130年を迎えることから、本年度は地元関連や実体験に基づく作品を中心に選定。幅広い年代が参加できる体操やかるたを企画した。

 リーダーの3年山田依純さん(20)は「誰もが共感し得る郷土への思いが坪田文学の魅力。体操やかるたが作品に触れるきっかけになれば」と話している。

 学生のまちづくり活動やビジネスを支援する市の「学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクト」の一環。

(2019年08月22日 21時17分 更新)

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