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新見市「木」で子育て環境を整備 「ウッドスタート事業」展開

新見市の木育推進に向けて意見交換した円卓会議
新見市の木育推進に向けて意見交換した円卓会議
 森林が市域の9割を占める新見市は、木を中心とした子育て環境の整備を進める「ウッドスタート事業」に取り組んでいる。幼児に木のおもちゃを贈るほか、林業や保育関係者らを交えた円卓会議を開き、木に触れて豊かな心を育てる「木育(もくいく)」の推進を目指す。

 同事業は、東京おもちゃ美術館(東京)を運営する認定NPO法人芸術と遊び創造協会が全国展開し、これまでに47の自治体が参加。県内では西粟倉村に次いで2番目となる市は今年3月に事業を始め、4月から特産のピオーネをモチーフにした市産ヒノキの積み木を1歳6カ月健診時に配っている。本年度の対象は約160人。

 今月9日に市役所で開かれた円卓会議では、林業や保育、行政関係者ら12人がこれまでの活動を踏まえ意見交換。積み木を贈られた幼児の保護者に市が行ったアンケートでは、9割以上が「木のおもちゃに興味を持った」と答えた一方、半数以上は遊ぶ頻度が「月に1~3日」「遊んでいない」と回答しており、積み木の遊び方や木育の大切さを伝えるなど、利用促進の工夫を求める声があった。

 また、アンケートでは「いつでも木のおもちゃで遊べる環境や施設がほしい」といった意見が複数寄せられ、木育を体験できる場所づくりの必要性を共有。円卓会議の参加者からは新見公立大との連携や小中高校と一貫した木育プログラムの実践を求める声もあり、市が今後の活動に役立てる。

(2019年08月23日 12時55分 更新)

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