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岡山市が危険空き家を強制撤去へ 倒壊の恐れ、特措法基づき2例目

 岡山市は20日、北区花尻にある所有者不明の空き家1棟が老朽化で倒壊する恐れがあるとして、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行で強制撤去すると決めた。11月上旬に着手し、12月中旬に完了予定。同法による空き家の撤去は市内2例目。

 対象は推定築60年以上の木造平屋(約40平方メートル)で、建物や土塀の一部が崩れている。倒壊すれば崖下の住宅に被害が及ぶことも懸念され、危険性が高いと判断した。

 市は、2017年4月に地元住民から通報を受けて調査を開始。建物は登記されているが既に所有者は死亡し、相続人となっている家族の所在も分からないという。

 有識者らでつくる市空家等対策協議会(会長・大森雅夫市長)で撤去が承認された。経費約200万円は公費で負担する。市内には所有者不明の危険な空き家がほかに3棟あり、略式代執行の適用を検討する。

 同法は、空き家の所有者が確認できない場合、勧告や命令といった手続きを省略し、市町村が公告した上で撤去などを代執行できるとしている。

(2019年08月21日 09時30分 更新)

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