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岡山大、異分野研究の施設新設 20年12月の完成目指す

岡山大津島キャンパス
岡山大津島キャンパス
 岡山大は、物理学と生命科学の基礎研究力強化を目指して2016年4月に立ち上げた「異分野基礎科学研究所」の施設を新設する。津島キャンパス(岡山市北区津島中)の複数の場所に分かれている活動拠点を集約し、教員間の交流や共同研究の促進につなげる。20年12月の完成を目指している。

 新施設は、鉄筋鉄骨コンクリート5階延べ約4800平方メートルで、同キャンパスにある理学部2号館南側の駐車場敷地に建てる計画。埋蔵文化財調査を経て、19年末か年明けごろに着工の見通し。

 同研究所は現在、教員の研究室や装置類が5カ所に分散している。資源植物科学研究所(倉敷市中央)、惑星物質研究所(鳥取県三朝町)を含めた同大の3研究所で唯一、独自の施設を持っておらず、文部科学省に建設を要望していた。工事費は6億円以上を見込み、国が全額を負担する予定。

 異分野基礎科学研究所は約60人の専任教員が所属。素粒子ニュートリノを対象とした物理学の探究や人工光合成の実現、新たな高温超電導体の開発などをテーマに、物理学と生命科学分野で世界トップ100入りを目指して研究を進めている。

 同研究所の久保園芳博所長は「施設の完成後は、異分野融合研究の推進に弾みがつく」と期待している。

(2019年08月20日 17時53分 更新)

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