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岡山市、バス6方面再編案を提示 重複路線統合や支線導入

岡山市、バス6方面再編案を提示 重複路線統合や支線導入
岡山市、バス6方面再編案を提示 重複路線統合や支線導入
 岡山市の地域交通の将来像を示す「地域公共交通網形成計画」策定に向けた第4回法定協議会が19日、市内であり、市はバス路線再編案の全体像を示した。市中心部から周辺地域に向かう6方面を対象に、重複路線の統合やダイヤ調整によって利用者の利便性向上とバス事業の収支改善などを図る。

 6方面は、市東部の三野、高屋、西大寺と、市南部の妹尾、芳泉、岡南。

 市の案では各方面で、並行する路線をまとめる「幹線」と乗り継ぎ拠点から分かれる「支線」の導入▽複数の事業者が重複して走らせている路線の一部廃止▽混雑する時間帯の直行便運行▽利用者数を考慮したダイヤ改正―などを実施。こうした施策で運行経費の削減や便数の適正化を図り、課題となっている運転手不足への対応にもつなげる。

 JR岡山駅周辺など市中心部は6方面の調整が固まった後に決めるため、現時点では検討課題としている。

 市は今後、路線再編案をたたき台に、法定協の幹事会や各バス事業者との個別の話し合いで調整を進める。本年度中をめどに地域公共交通網形成計画をとりまとめ、その後、より具体的な再編実施計画づくりに着手する方針。

 法定協では市の担当者が、委員となっているバス事業者の幹部ら25人に説明。委員からは経費削減効果について「市の計算通りになるのか疑問がある」といった声が上がった。「路線の再編より、JR岡山駅東口バスターミナルへの乗り入れ問題などを先に解決してほしい」との注文もあった。

 終了後、大森雅夫市長は「市民が公共交通を利用しやすいよう整理しているが、具体策になるとバス事業者にはさまざまな意見がある。一つ一つ丁寧に対応していきたい」と話した。

(2019年08月19日 21時50分 更新)

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