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渋野日向子選手“聖地巡礼”も 全英女子Vでフィーバーに沸く岡山

渋野選手のクラブセッティングを紹介するポップを掲示して商品をアピールするプロツアー・スポーツ岡山店
渋野選手のクラブセッティングを紹介するポップを掲示して商品をアピールするプロツアー・スポーツ岡山店
「タラタラしてんじゃね~よ」のスティックタイプを急きょ仕入れた天満屋ハピータウン原尾島店=9日
「タラタラしてんじゃね~よ」のスティックタイプを急きょ仕入れた天満屋ハピータウン原尾島店=9日
閑散期ながらにぎわいを見せるパルグリーンゴルフクラブ。県外から訪れる客も目立つ
閑散期ながらにぎわいを見せるパルグリーンゴルフクラブ。県外から訪れる客も目立つ
 女子ゴルフのメジャー、AIG全英女子オープンで優勝を飾った岡山市出身の渋野日向子選手(20)=RSK山陽放送=ゆかりの商品や施設に人気が集まっている。岡山県内では同じモデルの競技用具や、ラウンドの合間に食べた駄菓子が売れ、腕を磨いた練習場に“聖地巡礼”するファンも現れるなどフィーバーに沸く。日本勢として42年ぶり2人目の偉業から1週間余り、地域経済にも波及効果をもたらしている。

 渋野選手が大会中にかぶっていた米ピン社のキャップ。ゴルフ用品販売のプロツアー・スポーツ岡山店(岡山市北区問屋町)では、快挙から約1週間で売り切れた。運営会社の草野行浩社長は「メーカーからは全国でうちの店が一番売れ行きが良いと聞く。地元だからでしょうか」と話す。

 同店では、5月の国内メジャー初勝利を受けて仕入れたピン社のパター2本が全英後に売れたほか、渋野選手のクラブセッティングをポップで紹介。同じドライバーやアイアンを並べてアピールする。渋野選手は購買層の男性客と飛距離が近い女子プロとあって「ウエアだけでなくクラブまで波及しそう」と草野社長。

 コースでもぐもぐ食べる姿が話題を呼んだ駄菓子「タラタラしてんじゃねーよ」シリーズも品切れや品薄の状態。スーパー経営の天満屋ストア(同岡町)は、普段置いている12グラム入り商品(税別50円)の需要が爆発的に増えた。天満屋ハピータウン原尾島店(同市中区原尾島)では1日当たり1~2点の販売数が120点に達した日もあった。大会直後に在庫を積み増したものの、入荷が安定せず欠品の可能性もあるという。

 急きょ仕入れたスティックタイプの商品(同400円)を9日夜に並べたが、用意した240点は12日までに半分以上が売れた。赤木俊二副店長は「想像以上の反響。どちらもすぐなくなりそう」と目を丸くする。

 瀬戸内市長船町東須恵、駄菓子の大型専門店は、6日に「タラタラ─」の売り場を特設したが8日には売り切れ。9日以降も入荷してはすぐに完売する状態に「渋野選手の人気の高さに驚くばかり」と運営会社・大町の秋山創一朗さん(28)は受け止める。

 渋野選手が幼いころから通っている練習場のパルグリーンゴルフクラブ(同市邑久町福中)は、暑さが厳しい閑散期にもかかわらずにぎわいを見せる。佐藤純支配人は「通常よりお客が3割ほど多い。優勝で忙しくなると思ったがこれほどとは。ゴルフスクールの申し込みも増えた」とうれしい悲鳴を上げる。

 週末には神戸、北九州といった県外ナンバー車も目立ち、渋野選手が練習している打席の番号を尋ねたり、写真が載った練習場のチラシを大量に持ち帰ったりしたという。大阪市から夫婦で訪れた男性会社員(54)は「明日はコースに出るのでパワースポットに力をもらいに来た。練習場のメンバーズカードも記念になる」と話した。

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(2019年08月13日 23時40分 更新)

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