山陽新聞デジタル|さんデジ

夜間0歳児急病にはスマホで相談 岡山市が平日予約制サービス

通信アプリを使った医師と保護者のやりとりの一例(左)と乳児の画像の一例
通信アプリを使った医師と保護者のやりとりの一例(左)と乳児の画像の一例
 岡山市は、平日夜間にスマートフォンなどを使って小児科医に医療相談できる予約制のサービスを始めた。0歳児の保護者が対象で、自己負担はない。育児の不安を軽減するほか、不要不急の救急出動を抑える狙いもある。

 導入するサービスは民間企業「Kids Public」(東京)が展開している遠隔医療相談サービス「小児科オンライン」。同社のサイトで会員登録し、平日午後6時~10時の間で10分間の予約を取り、スマホの無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを通じて医師と直接やりとりする。

 保護者は「湿疹が続いている」「急に発熱した。救急車を呼ぶのがよいか」といった相談だけではなく、乳児の症状を画像で送ることもできる。医師は、その時々の予約の状況によるが緊急事態にも対応する。

 市によると、乳児の体調は保護者だけで緊急性を判断することが難しく、軽い症状でも救急車を呼ぶケースがあるという。その前の段階で適切なケアを促し、保護者と医療機関双方の負担軽減につなげる。事業費は450万円。来年3月末までの期間中、約6千人の利用を見込む。

 併せて、月経再開や授乳といった母親の悩みを相談できるサービス「産婦人科オンライン」をスタートした。小児科と同じ仕組みで、産婦人科医や助産師が対応する。

 いずれのサービスも、市内に住む2019年1月1日~12月31日生まれの0歳児の保護者向け。市医療政策推進課は「自宅にいながら専門的な助言を受けられるので、気軽に活用してほしい。来年度以降については利用状況をみて検討したい」としている。

(2019年08月12日 22時08分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ